北欧演劇の巨匠たちを紐解く──『北欧演劇論 : ホルベア、イプセン、ストリンドベリ、そして現代』
『北欧演劇論』で辿る北欧演劇の歴史と革新
毛利三弥著『北欧演劇論 : ホルベア、イプセン、ストリンドベリ、そして現代』(1980年、東海大学出版会)は、北欧演劇の代表的作家たちとその演劇思想に迫る貴重な研究書です。
北欧演劇を彩った三大作家
- ホルベア(デンマーク):啓蒙時代の風刺劇を代表する存在。
- イプセン(ノルウェー):近代リアリズム演劇の創始者であり、社会問題や人間心理を鋭く描写。
- ストリンドベリ(スウェーデン):多様なジャンルを横断し、表現主義や象徴主義の先駆けとなった劇作家。
本書の魅力
毛利三弥氏は、これら劇作家の作品分析とともに、北欧演劇が持つ独特の文化背景や社会状況を踏まえながら、現代演劇にまで及ぶ影響を丁寧に解説しています。
- 全258ページ+16ページの豊富な資料と詳細な考察
- 東海選書の一冊として、学術的かつ読みやすい構成
こんな方におすすめ
- 演劇史や演劇理論に興味のある学生や研究者
- 北欧文化、文学に関心を持つ読者
- イプセンやストリンドベリの作品を深く理解したい方
まとめ
北欧演劇の根幹を築いた偉大な三人の劇作家と、その伝統がどのように現代に受け継がれているかを知ることで、演劇の新たな視点を得られる一冊。演劇ファン必読の書として、ぜひ図書館などで手に取ってみてください。
書籍詳細:
- 著者:毛利三弥
- 出版社:東海大学出版会
- 発行年:1980年12月
- ページ数:258頁+16頁
- サイズ:19cm
- ISBN:B000J81Z20
- 保管場所:K〜1F_7
- 状態:良好
東海選書シリーズからの重要な研究書として、北欧演劇に関する理解を深める貴重な資料です。